食事から摂取するエネルギーが、身体活動で消費するエネルギーの量を上回ってしまうことで消費しきれなかった糖質と脂質が体脂肪に変わって体内に蓄積されることで太ってしまいます

太りにくくするためには、基礎代謝を上げて普段の生活でより多くのエネルギーを消費できる体にしていくことが大事です。

基礎代謝とは呼吸や心拍、体温の調節など生命活動を維持する必要最低限のエネルギーのことです。

運動をしていない時でも消費される量のことをいいます。 

基礎代謝は10代をピークに加齢とともにどんどん低下していきます。昔と同じ食事をしていても太ってきてしまったり痩せにくかったりするのは基礎代謝量が減ってしまうからなんです。

【代謝が低下して太りやすくなる原因】

・ストレスなどによる自律神経の乱れ　　

⇨自律神経が乱れ交感神経優位の状態が続くと身体がつねに緊張状態です。血管も収縮し続けることで全身の血の巡りが悪くなり代謝が低下してしまいます　

・冷えなどでの血流低下

⇨血液は全身に栄養と酸素を運び、老廃物を流してくれるはたらきがあります。冷えて血流が低下してしまうと全身の細胞の活動が悪くなってしまうので代謝も低下してしまいます

・運動不足や加齢による筋肉量の減少

⇨筋肉を使うことでエネルギーを消費してくれるので、筋肉の量が減ってしまうと基礎代謝が低下してしまいます。

・偏った食生活

⇨ジャンクフードや炭水化物が多く野菜の少ないバランスが偏った食事により腸内環境が乱れ便通が滞ることで代謝が低下してしまいます。

【姿勢が影響して太りやすくなる原因】 

・猫背などの不良姿勢　

⇨猫背になって呼吸が浅くなることで肺に取り込める酸素の量が少なくなり代謝が低下してしまいます。

猫背が続くことでまたお腹の奥にあるインナーマッスルも弱くなってくるので、代謝も下がり、お腹が出やすくなってしまいます

・筋肉の凝り

⇨身体の筋肉が硬くなり凝っている状態が続くとリンパ液や血液のめぐりが悪くなり体内に老廃物が溜まりやすくなり代謝が悪くなってしまいます

また、筋肉が硬くなり凝っている状態が続き関節の可動域が下がることで身体の動きも小さくなり運動量も少なくなるので消費されるエネルギーが減ってしまいます

・骨盤のゆがみ

⇨骨盤が前傾しているタイプは前ももが張り、出っ尻になりやすいです。

⇨骨盤が後傾しているタイプは下腹がぽっこり出やすいです。

⇨左右のゆがみもウエストのくびれが出にくくなってしまう原因にもなってきます

⇨骨盤がゆがむと鼠経部のリンパの流れも悪くなるので下半身の代謝が悪くなりむくみの原因にもなります